還魂

太湖国で謎の干ばつが続いた 敬天大湖が干上がるほど深刻だった 術士たちは水の気で湖を満たすため 大規模な祭儀を行った すると天から 大きな雹が降ってきた その雹の中に 溶けない氷があった その溶けない氷は 火となり 石となり 水となったあと また氷に戻ったそうだ その時に出た黒い粉が 還魂術に使われる追魂香である 追魂香の力は すさまじく 死者の魂を呼んで生き返らせたり 魂を入れ替えることもできた 人の魂を抜いたり 気を奪うこともできた そして その驚くべき力は 混沌を招いた 追魂香を作り出す氷の石を手に入れるため 術師たちは戦い 太湖国は生き地獄となった この長い戦いを終わらせ 精進閣を創立したのが ソ・ギョン先生だ